【いろどりイベントレポート】第1回:心と体に優しいアロマスプレーを作りましょう

ライターりょうこが気になる「いろどりイベント」に潜入!

第1回は、花の療法セラピストの中川緑先生による、「心と体に優しいアロマスプレーを作りましょう~アロマセラピーとフラワーエッセンスの体験ワーク」の模様をご紹介します(色カテゴリーは『Health』の青)。日ごろのストレスや自身の内面の奥に抱えるものまで浮かび上がってしまう、奥深い癒しのワークの模様をとくとご覧ください!

●一本の小さなエッセンスには、壮大なロマンと地球の神秘が!

夏の暑さと、仕事と家事に追われる毎日に、心身ともにバテ気味だったライターりょうこが最も気になっていたのが、花の療法セラピスト・中川緑先生による「アロマセラピー&フラワーエッセンスの体験ワーク」。今回、「心と体に優しいアロマスプレーを作る」とあって、早くも「癒されたい!」と前のめりで講座にやって来ました。

まず、前半の部ではお花による癒し療法として有名な「フラワーエッセンス」について教えてもらうことに。

みなさんは、「フラワーエッセンス」という名を耳にしたことはあるでしょうか? 私自身は過去に1度、フラワーエッセンスのセッションを受けたことがあって、なんとなくイメージはつかんでいたものの、しっかりと中身を学ぶのは今回が初めて。

中川先生は私のようになんとなく概要だけは知っている人や、今日初めて聞いたという人にも合わせて、優しく丁寧に説明してくださいました。

フラワーエッセンスは、イギリスの医師、エドワード・バッチ博士が1930年代に開発したお花のエネルギーによる自然療法のことで、「バッチフラワーエッセンス」とも言われています。

このお花のエネルギー、一体どうやって作られるのかというと……湧き水にお花を浮かべ、一定の時間、太陽の下に置くことで、植物の生命エネルギーや情報が転写されていくのだそう。イギリス郊外の人里離れた大自然の中で作られるそうですが、自然と限りなく一体化させたその繊細な製法に驚き、一本の小さなエッセンスから壮大なロマンと地球の神秘を感じてしまいました。

植物の持つ、ポジティブで調和のとれたエネルギーを取り込むことで(主に飲用)、日々のストレスや長年蓄積された疲労、感情などでバランスが崩れてしまった心を本来の状態に取り戻してくれるフラワーエッセンス。

今日はそのセッションの一部を体験させてもらえるとのことで、「今の自分はどんな状態なのだろう?」とドキドキしながら臨みました。

●選んだエッセンスが、今の自分にドンピシャすぎて大笑い

38種類のフラワーエッセンスの中から今の自分に必要なエッセンスを選ぶために、「フラワーカード」を見ていきながら直感的に選んでいきます。

「この中から、ご自身の気になるお花を選んで、左によけてくださいね!」との先生の声に、「そんなにパッパと選べるかしら?」と思いつつも、ピンと来るカードをピックアップ。3枚ほど選ぶと、さらにその中から1枚、最も気になるものをセレクトしました。

なんだか選んだお花の色が、「青」ばかり。その色が今の自分に必要なテーマなのでしょう。

選んだフラワーカードを先生に差し出すと、「これを選ばれたんですね。なるほど!」と意味深なお顔。「早く結果が聞きたい!」とばかりに先生の言葉に耳を傾けると、私が選んだのは「セラトー」というお花だということがわかりました。

美しく、堂々としていませんか? そのお花の由来や意味を教えてもらったのですが、まさに今の自分にドンピシャすぎて、笑いが出てしまうほど。「え? なんでわかるんですか?」と聞くと、「私が、というより、ご自身が一番自分の心をよくわかってらっしゃるんですね。お花を通して自分自身の本当の心の声を聴く。そして自身を見つめるキッカケにつなげる。それがフラワーエッセンスの醍醐味なのです」とにこやかに語る先生。

私がセラトーから気づいたのは、「周りに左右されず、自分の判断に自信を持つこと」「本来持っている芯の強さを思い出すこと」。今の自分に足りないと感じていたことをズバリ言い当てられて驚くと同時に、「自分を認めていいんだ。もっと信じていいんだ」と勇気が持てました。

セラトー、ありがとー☆(微妙に韻を踏んでます) このお花の正式な意味は……今度、みなさんがフラワーカードを選ばれた時のお楽しみ、ということにさせてもらいますね(笑)。

本来は、自分が選んだエッセンスを2、3週間続けて飲用することによって、気づきや変化が促されるとのこと。今回は体験ワークということで、この後に作るアロマスプレーに自分が選んだエッセンスを使うそうで、どんな風に仕上がるのか、ワクワクです!

エッセンスそのものは副作用や依存性もない安全性の高いものなので、赤ちゃんからお年寄り、なんとペットや植物にまで使えるのも魅力。ただ、エッセンスには保存のために少量のアルコールが含まれていることから、赤ちゃんやアルコールに敏感な方には飲用以外に、体に塗布したり、スプレーにしても使えるそうです。

「実は自分の子どもが泣き止まなくて大変な時に、『レスキュー』という種類のフラワーエッセンスをちょこんとつけてあげたら、泣き止んだことがよくありました。エッセンスを持っているだけでも、お母さんにとって、いざという時の心のお守り代わりになると思いますよ」(中川先生)。

●自分だけのために香りを選ぶ、贅沢な時間

ここまででも、気づきや学びがびっしりと詰まっていましたが、後半の部ではいよいよアロマスプレー作りに挑戦! まずはアロマセラピーに関する基礎的な知識から教えてもらいました。

アロマセラピーは、植物の香りや働きを通して、心や体のトラブルを穏やかに回復させていく自然療法の一つ。植物の香りの成分を抽出して凝縮させた精油(エッセンシャルオイル)を活用することで、香りを楽しむだけではなく、心身に様々な効果をもたらしてくれます。

私自身、香り好きで素人ながら日々の生活にアロマセラピーを取り入れていたものの、取り扱い方など意外と知らないことがたくさん。「先生に聞いておいて良かった!」と思う内容も多々ありました。

そして、お待ちかねのアロマスプレー作りに突入。夏の季節ということで「虫除けスプレー」のブレンドの仕方を教わりましたが、先生からは「虫除けに限らず、『リラックス』『リフレッシュ』など気になるテーマで香りをブレンドしてもいいですよ!」と、ありがたいお言葉。

私は好きな香りを見つけようと、全種類の香りを一つ一つかいで、お気に入りの3本をチョイス。フレッシュ&明るい香りで元気がもらえるオレンジと、虫除けに効果的な爽やかな香りのシトロネア、ユーカリ・シトリオドラ(レモン・ユーカリ)の3つを選びました。元気になって虫除けにもよい、なんとも贅沢なスプレーとなりましたが、自分のためだけに選んでいるこの時間は至福のひとときです。

●魔法の一滴を加えて、オリジナルのスプレーが完成!

スプレー作りは思った以上に簡単で、あっという間に完成! 今まで我流でやってみて、うまくいかなかった理由も実際教えてもらってよくわかりました。

「このスプレーに、さっきりょうこさんが選んだセラトーのフラワーエッセンスを入れてみましょう!」との先生の声に、「ここに入れていいんですか!? めちゃめちゃスペシャルすぎません?」と驚きつつも、お言葉に甘えて一滴、加えさせてもらいました。

魔法の一滴が最後に加わり、自分だけのオリジナルスプレーの出来上がり! シュッシュとその場に吹きかけて、参加者同士でお互いの香りを「いいね、いいね!」としばし楽しみました。

他にも先生に、アロマの日常での使い方についてたっぷり相談にも乗っていただいて、充実した1時間半。「まだまだ聞きたい!」と名残惜しみながら、講座が終了しました。

講座が終わると、なんと「先生と一緒にランチができる!」とのことで、そのまま懇親ランチ会に! いろむすびcafeの名物、モチモチの食感がたまらない、さわのはな玄米と絶品おかずのヘルシーランチをいただきながら、先生のアロマ、フラワーエッセンスへの想いなどをお聴きして、気持ちも体も喜ぶ、ハッピーな時間に。

先生は今のお仕事をする前は、人と接するのが苦手で研究の世界に没頭されていたとか。それがアロマやフラワーエッセンスと出会って、別人のように人が好きになり、家族にも良い変化が表れたとのこと。本来の自分らしい姿に戻っただけかもしれないですねと、先生。プライベートの楽しいお話も飛び出しながら、和気あいあいとした時間が過ぎていきました☆

そんな中川先生の次回講座は、9月6日(水)午前10時~11時半までいろむすびcafeにて開催されます!

次回は、今回と同じくフラワーエッセンスも体験しながら、心地よい睡眠を促すための「リラックスアロマスプレー」を作ります。夏の疲れを解きほぐすには、やはり睡眠で元気を補充するのが一番! 眠れない人にはその原因を突き止めながら、タイプに合わせた香りを調合します!

ぜひ夏の終わりにフラワーエッセンスとアロマスプレーを体感して、ほがらかに秋を迎えませんか?

▼申込みはこちらから♪
https://www.iromusubi.com/event/17aromafloweressence
<中川緑先生プロフィール>

大阪府出身。薬科大学を卒業後、製薬会社や大学研究室を経て、結婚を機に東京に移住。パート薬剤師として調剤薬局や病院などに勤務する。阪神大震災を機に心のケアに興味を持つようになり、カウンセリングを学ぶように。2007年頃にアロマセラピーを本格的に学び、介護施設などでアロマトリートメントの活動を開始。その間、バッチフラワーエッセンスとも出会い、その自然な癒しの療法に心を打たれ、2011年よりフラワーエッセンスの個人セッションも含めた、サロン「木もれ陽」を主宰。現在、東京・八王子にて自宅サロンや出張を通じて、セッションやワークショップを展開。優しく穏やかな人柄と研究者出身ならではの豊富な知識で多くのクライアントから信頼を得ている。プライベートでは3人家族で、20歳になる息子さんを育て上げたベテランママ。

<いろむすびスタッフライターりょうこプロフィール>

伯耆原良子(ほうきばらりょうこ)。文筆家。人材派遣会社を経て、日経ホーム出版社(現・日経BP社)で就職情報誌の編集に携わる。2001年に独立後、雑誌、書籍などで様々な業界で働く人に仕事観や人生観を1000人以上にインタビュー。「人が幸せに生きるには何が大切なのか?」をテーマに執筆活動をしている。いろむすび理事の友人でもあり、2017年より強力な助っ人として、スタッフメンバーに加わる。

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